引退する石橋守に河内師が粋な計らい

2013年02月22日 09時23分

【トレセン発秘話】今月いっぱいで石橋守、飯田両騎手が現役を引退し、調教師の道に進む。ともに競馬に騎乗するのは今週末が最後。想定表を見ると、21日朝の段階で飯田は父親・飯田明厩舎がまとまった手駒を用意しているようだが、石橋守はあまり騎乗馬が見当たらない。こんな時にアシストしてくれるのは、やはり石橋守が尊敬してやまない河内調教師だ。

「アイツは弟弟子みたいなもの」と常々、石橋に目をかけ、厩舎開業当初から「(石橋)守は乗せてやらんとな」と騎乗依頼を続ける河内師(これまで河内厩舎で一番騎乗数が多い騎手は他ならぬ石橋守)。弟弟子のラストウイークにもしっかり騎乗馬を用意した。それが、土曜(23日)阪神5Rを予定しているメイショウキョトウ。

 ただの未勝利馬と侮るなかれ。先週は古馬オープン馬ヤマニンキングリーに馬なりで先着し、今週は3歳オープン馬バッドボーイと互角に動く絶好の気配を見せつけている。「前はなかなかハミを取らなかったけど、最近自分から行く気を出している。もともと血統的に期待の大きい馬だし、今週一番楽しみにしているのがこの馬」とトレーナー。「あとは守と心中するだけ(笑い)」とまで言い切った。

 石橋守が敬愛する河内調教師の管理馬で、勝負服はダービーを勝たせてもらった(06年メイショウサムソン)栄光の“メイショウ”ブランド(青+桃襷+桃袖)。現役最終週にこのシチュエーションでジョッキーが燃えないわけがない。相手は揃ったようだが、ウイナーズサークルに河内洋調教師、石橋守騎手、松本好雄オーナーが並ぶシーンをぜひ見てみたいものだ。

(栗東の坂路野郎・高岡功)