“元歌手”松元茂樹調教師「最後に古馬王道のGIをガンコで取りたい」

2018年08月24日 21時00分

松元“マスター”のカラオケスナックに行くことを誓う稲富(右)

【稲富菜穂のだいじょばない特別編】どうも、稲富菜穂です。来年2月いっぱいで調教師生活に終止符を打つ方々にインタビューさせていただく「先生と私のブルース(仮)」。今週のゲストは松元茂樹先生(69)です! 実は私、前々からどうしてもうかがいたいことがありまして。トレセンの風の噂で聞いたのですが、調教師になる前は歌手だったって…本当なんですかっ!?

「そうなんですよ。10年くらいやって、レコードも2~3枚出してね。“京しげき”と、あと“五条茂樹”でもやってました(笑い)」

 うわぁあ! すごい! 若くてイケメンな松元先生がいる!(そりゃそうだ)。そこからどうして全然違う道を歩まれることになったんですか?

「競馬界に入ったというよりは、もともと、この世界で生まれた人間ですから(父は松元正雄元調教師、兄は松元省一元調教師)。歌手生活を終えて帰ってきた時は“やってやろう”という気持ちでした。たくさん、いい馬に巡り合えて、重賞も勝たせていただいて…。本当に恵まれた環境でした」

 なかでも思い入れのあるレースは?

「その馬の成長、恵まれた環境など、いろんな運が絡み合って上り詰めるクラシック(2007年オークス=ローブデコルテ)を勝つのも、もちろん、うれしいんだけど…。より気持ちが強いのは天皇賞とか、有馬記念といった古馬王道のGI。なんとか取りたいと思ってやっているんだけど、なかなか…」

 ではガンコに頑張ってもらいましょう!

「そうそう、最後にガンコでチャレンジする予定ではいる。こないだ(牧場に)会いに行ったけど、貫禄が出て、毛ヅヤもピカピカで。ものすごく変わってたねぇ。この馬はまだまだ成長している。早くに成績を挙げられる馬と、若いうちは成績を挙げられなくても、古馬になってぐーんと成長する馬がいてね。ガンコはこれから本当の完成期に入るんじゃないかな」

 なんと! 秋にまたインタビューさせてもらえる日がめちゃくちゃ楽しみすぎます!

「そういえば、新しくなった伊丹空港は到着口を出て右のところに、がんこ寿司があるの。それがちょうど天皇賞(春)の前にできたんだわ。だから“天皇賞勝ったら行かなあかんなぁ”って盛り上がってたんやけどな(笑い)」

 え! 奇遇といいますか、私も「ムーチョムーチョ」で「ガンコ」と「がんこ寿司」を掛けて何か書いたような。これって…運命!?(たまたまや)。伊丹空港に行かれた際は皆さんもぜひ!(がんこ寿司の回し者か)

 最後にまだ先の話で恐縮ですが、トレーナー生活を終えた後は?

「体が元気だったら、カラオケスナックみたいなものをしてみたいな。儲からなくてもいいから、来てくれるお客さんが元気になって、それを見て自分も楽しくなるみたいな…。歌は人に聞かすものじゃなくて、自分が楽しむものだからね」

 名言すぎやしませんか? 急にカラオケへ行きたくなってきた! 実現されたら常連さんであふれそう。私もその中にいたりして…。

☆いなとみ・なほ=1990年12月16日生まれ。関西在住のタレントとして幅広く活躍し、現在はKBS京都の「競馬展望プラス」、ABC「おはよう朝日です」に出演中。彼女が取材した馬が激走することが多いことから、一部のトレセン関係者から「競馬界の女神」と呼ばれている。