【キーンランドC】レッツゴードンキ前原玲奈助手 騎手時代に心配かけ続けた両親に恩返しの勝利を

2018年08月23日 21時34分

昨年暮れ、香港に遠征した際のレッツゴードンキと前原助手(撮影=平松さとし)

【平松さとしの重賞サロン】先週、JRA女性騎手最多勝記録に並んだ藤田菜七子騎手が話題だが、今回紹介するのは元JRAの女性騎手だ。

 2000年にデビューを果たしたのは西原玲奈騎手。1981年、九州で生まれた彼女は幼少時、「ソフトボールをしたり、男の子と遊んでいました」という。そんな彼女が騎手になりたいと告げた時の両親の反応は次のようだった。

「反対はされなかったけど母は心配そうな顔をしていました」

 希望を胸にデビューしたが思うように勝てない。けがもあって乗り鞍の激減した彼女は02年に活躍の場を求め障害レースに騎乗。しかし、落馬して大けがを負った。

「入院先に見舞いに来てくれた母に“騎手を続けたい”と告げると“あなたがやりたいなら”と認めてくれました」

 結果、10年に引退するまで騎手人生を続けることができた。

 そして、引退後は梅田智之厩舎で調教助手となりショウナンマイティらに携わった。

 現在は結婚して前原姓を名乗る彼女は「今まで心配をかけ続けてきた両親を栗東トレセン近くに呼び寄せました」と続ける。

 そんな心優しい彼女が現在調教をつけているのは桜花賞馬レッツゴードンキだ。同馬は今週末のキーンランドC(日曜=26日、札幌芝1200メートル=1着馬に9・30スプリンターズS優先出走権)に出走する予定。北の地から栗東に住む両親に朗報を届けられることを願いたい。