仏GIジャックルマロワ賞断然V アルファセントーリの最大目標はBCマイルか

2018年08月16日 21時34分

【TPC秋山響の海外競馬解析】文句なしの勝ちっぷりだ。

 12日、仏ドーヴィル競馬場で行われたGIジャックルマロワ賞(芝直線1600メートル)は断然の1番人気(フランスのPMUでは1・9倍、JRAでは1・7倍)に推されたアルファセントーリ(牝3)が先行策からあっさり抜け出して、GIイスパーン賞の勝ち馬レコレトスに2馬身半差をつけて優勝。力の違いをまざまざと見せつけた。530キロほどの馬体から生み出されるパワフルなフットワークは牝馬離れした迫力がある。

 アルファセントーリはこれで5月のGI愛1000ギニー(芝8ハロン)、6月のGIコロネーションS(芝7ハロン213ヤード)、7月のGIファルマスS(芝8ハロン)に続いてのGI・4連勝。今回は初めて古馬の牡馬を相手にしたレースだったが、難なく突破してみせた。勝ちタイムの1分34秒27もこの日の馬場状態を考えれば破格の好時計といっていい。

 レース後、アイルランドの女性調教師で、障害でもGI・13勝の名馬モスコーフライヤーなどを管理したことで知られるJ・ハリントン調教師は今後についての明言を避けたが、これまでの陣営の発言を総合すると、この秋の最大目標はアメリカのGI・BCマイル(芝8ハロン)になる可能性が高そう。

 くしくも北米の競馬場を持ち回りで行うBCの今年の舞台は、アルファセントーリの曽祖母で、アルファセントーリと同じくニアルコスファミリーが生産所有したミエスクがGI・10勝目をマークして有終の美を飾ったチャーチルダウンズ競馬場。アルファセントーリがミエスクも連覇したジャックルマロワ賞を制したことも考えると、どこか運命的なものを感じる。