【新種牡馬パドトロワの正体】芝&ダート兼用でマイルまでカバー

2018年08月15日 21時34分

パドトロワ

【新種牡馬の正体2018:連載4】「500キロを優に超える恵まれた馬格で、現役時代は使い減りすることなく、いろんな競馬場で結果を残してきた馬ですからね。やはり産駒を見ても体が大きく、父の特長をしっかり受け継いでいる感じがします」

 レックススタッドの石川氏はパドトロワの印象をこう語る。スウェプトオーヴァーボードの産駒はスリムな馬が多いだけに異質の存在。と同時に体形を感じさせない軽快なスピードが何よりの魅力だ。

 一方、母系に目を向けると、中日新聞杯を制した母グランパドドゥに、ローズS勝ちの祖母スターバレリーナと中距離での活躍が目立つが、フジキセキの影響が色濃く出ている産駒はやはり短距離が主戦場となろうか。

「まだ分からない部分はありますが、距離はマイルくらいまでが理想かと思います。道営でエムティアン(函館2歳S=4着)が活躍していますし、スウェプトオーヴァーボードの父がエンドスウィープなので、ダートもこなせるようですね」

 距離に限界はあっても、芝、ダートは問わずとみていいだろう。

 初年度は50頭とやや少なめだが、すでにそのポテンシャルの高さは示している。父と同じ鮫島厩舎の管理馬ジゴロが函館芝1200メートルで新馬V。JRAでの産駒初出走での勝ち上がりだった。

「2年目はケガもあり29頭と減りましたが、昨年は48頭と初年度と同じくらい。幸先いいスタートを切れたので、これからの活躍を期待してます」

 2歳秋のデビューから、7歳夏まで息の長い競走生活を送った父同様、タフネスな産駒を送り出してくれるのでは。