【関屋記念】ロードクエスト 先行押し切りにスタイル変更で完全復活だ

2018年08月07日 21時30分

仕上がりも良好なロードクエスト

【関屋記念(日曜=12日、新潟芝外1600メートル)dodo馬券】新潟メインはサマーマイルシリーズ第2戦(9・9京成杯AHまで全3戦)のGIII関屋記念。マイル重賞路線の常連だけでなく、オークス2着チェッキーノ、連勝中のエイシンティンクル、ショウナンアンセムなど多彩なキャラが顔を揃えた。ただ、忘れてはならない馬が一頭いる。それが同舞台の新潟2歳S覇者ロードクエスト。スプリント戦で得た糧を武器に思い出の地で完全復活だ――。

 折り合いを意識して鞍上が抑え込むことなく、馬の力をフルに発揮させる――そんな意図を持って年初からスプリント路線に参戦したロードクエスト。3戦して勝ち星という結果は残せなかったものの「千二を本気で走ったことで、だいぶすっきりしたみたい。使った後は(マイル戦の後に比べて)むしろ落ち着いている」と小島調教師。路線変更で陣営は好感触を得た。

 そして、ある程度の形が見えたのは前走のパラダイスS。これまでとは違う好位からの競馬で2着に粘り込んだ。

「もう以前のイメージとは違うと思いますよ」

 ロードクエストといえば非凡な瞬発力が最大の武器。新潟2歳Sが優勝、NHKマイルCで2着と抜群の末脚でファンを魅了してきた。それだけに豪快な差し切りでの復活Vを期待してしまうが、小島調教師のこんな言葉を聞けば、マイル戦でも大きくスタイルチェンジした走りになりそうだ。

「本質的にはやはり千二の馬ではないが、千二を使ったことがいいほうに向き始めている。今は前めにつける競馬ができる。古馬のオープンクラスで後方一気というのはなかなか難しいからね」と同師。

 ただ、そのスタイルで持ち味の末脚は鈍らないのか? そんな懸念も「すごく切れる脚を使う印象はあるだろうけど、実は速い脚を長く使えるタイプ。瞬発力よりも粘り腰を生かすほうがいいのかも」とのこと。先行→押し切りこそが本来のベストスタイルなのかもしれない。

「遠回りする形にはなったけど、決してムダではなかった。それにまだまだ良くなる余地のある馬。そういう(長持ちするような)使い方をしていけば、7~8歳までしっかり走れるものだから」

 新潟2歳Sは道中最後方からのぶっこ抜きだった。当時と同じ芝外回り1600メートルが舞台でも、今回の通過順は全く異なるはず。2016年京成杯AH以来の久々の勝利で“ニュー・ロードクエスト”が復活――そしてここからが同馬の第2幕のスタートとなる。