【レパードS】前走ユニコーンS惨敗のグリム 初の新潟コースで描く逆襲シナリオ

2018年07月31日 21時30分

体調面に陰りはないグリム

【レパードS(日曜=8月5日、新潟ダート1800メートル)dodo馬券】真夏の新潟日曜メインは3歳限定のGIIIレパードS。2009年の創設ながらトランセンド、ホッコータルマエなど、後の砂界の主役を送り出してきた出世レースでもある。今年は3歳ダート王ルヴァンスレーヴこそ不在だが、好素材がズラリ。当欄はユニコーンSで惨敗して評価急落のグリムを狙う。

「前走は1月の中京(はこべら賞=7着)で負けた時と同じような感じでしたね。まだ緩急をつけるのがうまくないので、ああいうゴチャついた形になるとモロさが出てしまいます」

 野中調教師がこう話すように、青竜Sで評判馬スマハマを撃破して臨んだ前走のユニコーンSでグリムは9着に敗れた。道中は中団の前めで絶好の位置取りだったが、直線では進路をふさがれ、行き場がなかった。騎乗した川田も「直線は前の馬がゴチャゴチャして、終始スペースがないまま終わってしまいました」と悔しそうに振り返った。消化不良のレースだったことは歴然だ。

 中間は間隔を空け、このレースに照準を定めた。坂路でじっくりと乗り込まれ、1週前(25日)の栗東ウッドでの追い切りでは単走でラスト1ハロン11・7秒(6ハロン82・2秒)と鋭く伸びた。短期放牧のリフレッシュ効果は大きく、成長も感じられる。「順調にきています。稽古でしっかりと動いているし、仕上がりはいいですよ」と同師。

 仕切り直しの今回は距離が1ハロン延びて初めての新潟コース。「先行力はあるし、折り合い面の心配がないから新潟の1800メートルにも対応できると思います。レースセンスがいいところがこの馬の長所。モマれない形でスムーズに運べれば、ここでも十分勝負になります」と巻き返しを期す。

 くしくもユニコーンSの同日、同じ舞台で行われた青梅特別(1000万下)を勝ったのは同キュウで馬主(カナヤマホールディングス)も同じシヴァージ(次走未定)。2着のワイルドカードが次走で大楽勝したことを思えば、この馬の素質も相当高い。この野中勢の3歳2騎が今後のダート戦線を席巻していく可能性も十分にある。それには、まずグリムがここで結果を出して“次”につなげたいところだ。