【ラジオNIKKEI賞・東西記者徹底討論】蛯名騎乗&恵量54キロのイェッツトか前走・白百合Sで好時計のメイショウテッコンか

2018年06月27日 21時31分

ハンデ54キロが狙い頃のイェッツト

【ラジオNIKKEI賞(日曜=7月1日、福島芝1800メートル)東西記者徹底討論】GIIIラジオNIKKEI賞といえば、3歳限定のハンデ戦という難解な設定。泣きを入れる西谷“研修医”を、山口“先生”が一喝する展開で進んだ予想合戦の先に開けたものは、天国の扉か、それとも地獄の扉か…。

 西谷哲生(大スポ):このレースは一体どう予想すればいいんですか! ハンデ戦、小回り、暑くなる梅雨時期…いろいろ難しい条件が揃ってます! 誰か正解を教えてください!

 山口心平(東スポ):邪魔。

 西谷:何ですかっ。渡海先生。

 山口:邪魔。ラジオNIKKEI賞の傾向も知らないような競馬記者は死んだほうがいい。

 西谷:えっ?

 山口:近10年で最も勝っているのはハンデ54キロ組。必要以上にクラシック戦線で消耗しておらず、まだ底を見せていない馬が狙い目だ。さっきの競馬記者にあるまじき発言、もみ消してやろうか?

 西谷:ぐぬぬ…。

 山口:いい競馬記者になれよ…って、これだけ付き合ってやれば満足したか? というわけで◎イェッツトだ。立て直し、距離短縮が奏功したプリンシパルSでタイム差なしの3着に好走。勝ち馬は日本ダービーで3着に大善戦したコズミックフォース、2着馬(ブレステイキング)も次走で古馬相手の500万を快勝したのだから価値は高い。それでいて今回のハンデが54キロなら恵量と言っていいだろう。

 西谷:確かに。これまでの走りを見ても距離は1800~2000メートルがピッタリです。

 山口 中間の動きも変わらずいいぞ。一瞬の切れがあるタイプなので小回り福島替わりもOK。蛯名騎手も北海道から駆け付けるわけだからな。勝負ムードが漂ってる。

 西谷:でもボクは▲までにして、◎メイショウテッコンで勝負です。前走の白百合Sでは今年の京都開催ナンバー2の好時計(1分45秒9)をマークしての逃げ切り勝ち。よどみないラップを刻んでも最後までしっかり脚を使える馬で、小回り福島の開幕週なら簡単には止まりませんよ。

 山口:ただ跳びが大きくて器用さに欠ける印象があるからな。逃げることができれば、多少きつい流れになっても押し切れる脚力はあるが、モマれ込む形になると案外モロいんじゃないか。

 西谷:不器用だからこそ、ここも小細工なしの競馬でくるはず。3ハロン通過(34秒6)が同じ日の芝1400メートルのオープン特別(安土城S)より1秒も速かったんですから。前走並みのペースで行けば、隊列はスンナリ決まるでしょう。

 山口:相手筆頭はフィエールマンで一致か。2戦2勝でのここ参戦は去年Vの同厩セダブリランテスと同じ。正直、2戦とも相手に恵まれた感はあったが、前走(山藤賞=1着)なんかはまるで相手を見下ろすような勝ち方。中間の動きも抜群で、手塚厩舎の中には調教で勝てる馬はいないんじゃないかと思わせるほど。信頼度は高そうだな。

 西谷:山藤賞のラスト4ハロンは11秒9―11秒7―11秒6―11秒4。加速ラップを外からひとマクリでしたからね。あの内容なら間違いなく福島にも対応できると思います。

 山口:グレンガリーも面白い存在になるだろうな。前走(ホンコンJCT)は1000万好走レベルの降級馬を相手にしてのものだから、ただの500万勝ちとは価値が違うぞ。

 西谷:実際、未勝利を勝ち上がっているように、長くいい脚を使える馬だから福島は合います。兄ミトラも福島記念で1→2着したコース巧者でしたからね。

 山口:あとは共同通信杯3着のエイムアンドエンド。安定した先行力はここでも大きな武器になる。

 西谷:先行力といえばキボウノダイチは大型馬だけに、休み明けを使った上積みは十分。500万勝ち以上のパフォーマンスが期待できそうです。

 山口:中京のCBC賞(日曜=7月1日、中京芝1200メートル)にも触れとくか。注目はペイシャフェリシタだな。重賞ではパンチ不足のメンバー構成。持ち時計、中京実績十分のこの馬の勢いを買いたい。

 西谷:ナリタスターワンは右回りだと手前を替えきれないところがある馬。条件的には左回りの方が絶対いいので、今回が狙い時だと思います。