【宝塚記念・外国馬診断】香港からの刺客ワーザー 馬場渋化ならV確率さらにアップ

2018年06月22日 21時00分

軽快に脚を伸ばしたワーザー

【宝塚記念(日曜=24日、阪神芝内2200メートル)海外競馬の達人・秋山響氏の外国馬診断】ワーザーはニュージーランドとオーストラリアでGIIで2勝、GIで2着2回という好成績を残して、香港のJ・ムーア調教師(香港リーディングトレーナー7回の名伯楽)の下に移籍した。

 すぐに頭角を現し、移籍後4戦目となった2016年3月の香港ダービーを制して世代の頂点に立つと、続く稍重馬場のクイーンエリザベスII世Cでは4馬身半差をつけて圧勝(日本のラブリーデイ=4着、ヌーヴォレコルト=6着、サトノクラウン=12着)。15/16年シーズンの香港年度代表馬に選ばれた。

 その後も香港ゴールドC、チャンピオンズ&チャターCと2つのGIを制し、暮れの大一番・香港カップでも2着するなど、2000メートル以上の距離では移籍前も含めて14戦オール3着以内。極めて安定した好成績を残している。

 気になるのは、今年2月の香港ゴールドCで2着に敗れた際に鼻出血が判明し、ようやく復帰した今月3日のライオンロックTでは6着に敗れていることだが、このレースはそもそも距離不足だったし、勝ち馬よりも約8キロも重いトップハンデ、そしてレース中も内に押し込められる不利があり、という三重苦。度外視できると思っている。

 今回、2200メートルに距離が延びるのは明らかにプラスで、大阪杯上位組が不在のメンバー構成を考えればチャンスは十分にありとみて◎。馬場が渋るようなら、さらに勝利確率は上がるのでは。