【宝塚記念】サトノクラウン石橋にはミルコ&ルメールにあらがうだけの技術と勢いがあるぞ!

2018年06月20日 21時33分

今年も勝ち星を伸ばしている“イケメン”石橋

【宝塚記念(日曜=24日、阪神芝内2200メートル)童顔のオッサン記者が直撃】クールでイケメン。世の男性が嫉妬する最高級スペックを持ち、最近は「仕事ができる男」として評価もうなぎ上り。“天から二物を与えられた男”石橋脩ジョッキー(34)に、スペックは童顔オンリーのオッサン記者が突撃した。果たしてこの邂逅、上半期のラストを飾る宝塚記念を読み解くヒントになるのか否か…。

 今年の牝馬クラシック戦線ではド真ん中の王道を歩んだ。2歳女王ラッキーライラックとのタッグで桜花賞は1番人気2着、オークスは2番人気3着。栄冠を手にすることはできなかったが、クラシック上位人気という重圧の中で戦った経験は大きな財産になったのか。日本ダービーでは16番人気のコズミックフォースで3着に食い込む好騎乗。ダービー史に残る大波乱決着を演出して、存在感を示した。

 10年後を考えたとき、2018年はジョッキー人生のターニングポイントになっているのではないか? そんな問いをぶつけると「それを10年後に聞いてもらうのが一番いいですね(笑い)」と絶妙の返し。このセンスのあるリアクション、その中でたまに見せる人懐っこい笑顔。ズルい…。男だって、その魅力に引き込まれてしまう。

「今年は有力馬に乗せていただかせて、クラシックに行けましたが、“これからは、もっとやったるぞ!”みたいな意識はないですよ。ずっと乗れるわけでもないし、時代の流れもある。今も昔も、いいジョッキーがいい馬に乗れる。そういう位置にいないと、自分が目指しているGIは狙えない。だから、とにかく目の前の一戦を勝つ。ホントに今は、それだけなんです」

 M・デムーロ&ルメールの最強外国人コンビに加え、もしモレイラも“日本上陸”となれば、若手ジョッキーにとって、これ以上の苦境はない。だが、それにあらがうだけの技術と勢いが今の石橋にはある。あまり心情を語らない男だが、言葉にはできない手応えをつかみかけている。

「感覚的なものだから何とも言えませんが、去年あたりから成績にも表れていますよね。50を勝てなかったのが、勝てるようになって」

 昨年は自己最多のJRA67勝をマーク。今年も現在32勝と自己記録更新が視野に入っている。

 レース前に騎乗イメージを何度となくシミュレーションするジョッキーは多いと聞くが、石橋はいい意味で“ザックリ”タイプだという。

「いろんな競馬ができると思っているし、その時の馬の精神状態にもよりますからね。以前はヤル気満々だった馬でも、自分が乗ったらそうじゃない場合もあるし、その逆もある。ただ、どういった脚が使えるかは過去のレースを見て考え、強調できる材料は頭に入れておきます」

 昨年の覇者サトノクラウンには、実戦では初騎乗になるが、森厩舎の森一誠助手は「石橋ジョッキーは普段から調教でウチの馬に乗って、クセも分かってくれている。コミュニケーションが取れているので大丈夫」と絶大な信頼を寄せており、不安は全くない。

 ファン投票5位で出走する「クラウン」に、ルックス1位の「プリンス」が騎乗となれば、「グランプリ」の舞台にピッタリ。この人馬こそ、GIの「冠」が最も似合うのではないか。