【安田記念】ウエスタンエクスプレスのクリッパートン騎手“代打”で日本のGI騎乗の夢かなった

2018年05月31日 21時30分

幸運を手にしたクリッパートン騎手(撮影=平松さとし)

【平松さとしの重賞サロン】1994年1月生まれで現在24歳のサミエル・クリッパートン騎手。日本での知名度はまだまだだが、生まれ故郷のオーストラリア・シドニーでは名の知れたジョッキーだ。

 デビューは2010年。3年後の13~14年シーズンには、かの地で20年ぶりになる2シーズン連続での見習いリーディングを獲得。オーストラリアのトップトレーナーであるG・ウォーターハウス調教師からも信頼を得て依頼されるまでになった。16年にはGI初制覇を飾り、若くしてトップジョッキーの一人になった。

 そんなころ、シドニーで彼と出会った。同じタクシーで競馬場に行くと、その日の重賞を彼が勝利。急に親近感を覚えたものである。

 当時、彼は2つの夢を語っていた。ひとつは香港で免許を取得すること。すぐ後に、この願いは実現。現在は香港をベースに騎乗している。

 そして、もうひとつの夢を次のように語った。

「いつの日か日本のGIレースに乗ってみたいです!!」

 今週末の安田記念(日曜=6月3日、東京芝1600メートル)に出走する香港馬ウエスタンエクスプレスに騎乗する予定だったH・ボウマン騎手が先週の競馬で騎乗停止に。前走(香港・チャンピオンズマイル=2着)でも手綱を取ったクリッパートン騎手に白羽の矢が立てられた。まさに“DREAMS COME TRUE”である。夢をかなえた彼が日本でどんな騎乗を見せるのか。期待したい。