【オークス】アーモンドアイ国枝調教師 同着アパパネ以上のドラマが待っている?

2018年05月17日 21時31分

2冠を目指す国枝調教師とアーモンドアイ(撮影=平松さとし)

【平松さとしの重賞サロン】「ヤバいかな…」

 ゴールの瞬間、国枝栄調教師はそう思った。

「直線半ばではうちの方が手応えが良かったから正直“勝てただろう”と思いました。でも、ノメってスタミナを消耗していたのか、思ったほど伸びてくれませんでした。“差し返されたか!?”と思えるところでゴールだったから、負けたかと思いました」

 2010年のオークス。国枝師が送り込んだ桜花賞馬アパパネは、サンテミリオンと強烈な叩き合いを演じ、馬体を並べてゴールに飛び込んだ。

 レース後、国枝師に握手を求めてくる人も散見できたが、師は半信半疑で手を握り返していた。

 13分の写真判定の結果、同着と発表され、胸をなで下ろしたという。

「GIでは過去に同着という例がなかったので、7割方負けたと思っていました。同着と聞いた時は“負けないでよかった…”と思いました」

 その思いは秋になってより強くなる。アパパネは秋華賞も制し、牝馬3冠を達成。仮にオークスでハナ差でも負けていれば3冠の偉業達成は成らなかったわけだ。

 その国枝師が今年も桜花賞馬をオークス(日曜=20日、東京芝2400メートル)へ出走させる。アーモンドアイだ。

 今度はすっきりと2冠を達成するのか? それともアパパネ以上のドラマが待っているのか。期待したい。