【ヴィクトリアマイル・後記】ハナ差2着リスグラシュー 武豊「外過ぎたね」

2018年05月14日 21時30分

惜しくもハナ差2着のリスグラシュー(手前)

 マイル女王を決める日曜(13日)のGI第13回ヴィクトリアマイル(東京芝1600メートル)は、5頭のGI馬を抑えて1番人気(単オッズ4・3倍)にはリスグラシューが支持された。これまで5回のGI挑戦で2着3回(阪神JF、桜花賞、秋華賞)。ファン、そして何より陣営が望んだ初タイトルをハナ差で逃し、またしても銀メダルだけが増えてしまった。

「あそこまでいけば勝ちたかった」と唇をかんだ武豊が挙げた敗因は枠順に起因するポジションだった。「外過ぎたね。クリストフ(ルメール)の位置が欲しかった」と名指しされたソウルスターリングは5枠9番のスタートから4角10番手。一方のリスグラシューは8枠16番と外枠からの発馬で一列後ろの13番手での追走を強いられた。勝ち馬ジュールポレール(2枠4番)を含め、自身以外の上位入線馬はいずれも10番以内。ラストは出走馬最速32秒9の末脚で猛追も、位置取りのわずかな差が最後にハナ差となって表れた格好だ。

「“まず負けない”くらいに考えていた。勝てなかったのはオレの力不足」と矢作調教師も悔しさを隠さない。その一方で「馬体重(2キロ減)を見てもらえれば分かるように以前に比べてイレ込みがマシになった」と収穫もある。「ハーツクライ産駒の4歳馬でまだ成長が期待できる。東京新聞杯の結果(1着)、そこで負かしたサトノアレスが土曜の京王杯SC(3着)で頑張ったことからも牡馬相手のGIでも通用する」と、指揮官は安田記念への参戦を示唆した。

 主戦・武豊も熱望するという再度の東京決戦で悲願が成就する可能性は決して小さくない。