【ヴィクトリアマイル】ルメール ソウルスターリングと新たなドラマを

2018年05月10日 21時32分

昨年オークス快勝時のソウルスターリングとルメール(撮影=平松さとし)

【平松さとしの重賞サロン】フランスで最も人気のあるレースは当然、凱旋門賞だが、次に注目度の高いレースを皆さんはご存じだろうか?

 もちろんダービーにあたるジョッケクルブ賞!…と思われる方も多いと思うが、かの地でのそれは3番人気。毎年、ダービーよりも観客動員、売り上げともに多いのがディアヌ賞。オークスにあたるレースなのだ。

 そして現在、日本で活躍するクリストフ・ルメール騎手はこの大レースを実に3度制している。

 2005年にはディヴァインプロポーションズで、09、10年にはスタセリタとサラフィナで連覇を果たすのだが、中でもゴール前では「バイバイ、エヴリバディ!!」という気持ちだったと語るのがスタセリタで勝利した時だったという。

 同馬は楽に先行すると、いつでも前を捕らえられる手応えで進む。4角では前を完全に射程圏に入れ、直線先頭に立つと、あとは突き放す一方。

「ゴーサインを出したらアッという間に引き離した」とルメール騎手。

 さらにドラマには続きがあった。スタセリタの子であるソウルスターリングが、昨年のオークスに出走。国は日本に替わったが、母と同じような競馬をして樫の女王に輝いたのだ。

 そのソウルスターリングが今週末のヴィクトリアマイル(日曜=13日、東京芝1600メートル)に出走する。オークス以来となる復活ののろしが上がることを期待したい。