【ヴィクトリアマイル】今年の“万券娘”にレースセンス光るデアレガーロを指名

2018年05月08日 21時30分

大一番に向けてきっちりと仕上げられたデアレガーロ

【ヴィクトリアマイル(日曜=13日、東京芝1600メートル)dodo馬券】東京GI・5連戦の2週目は、古馬女王を決めるヴィクトリアマイル。近6年中5回が馬単万馬券で、2015年はGI最高配当(3連単2070万5810円)も飛び出した春シーズンきっての波乱レースだ。当欄が発掘した今年の“万券娘”はキャリアわずか8戦のデアレガーロ。重賞未勝利馬が一気にスターダムに駆け上がるシナリオがここにある。

 初めて関西に遠征した京都牝馬Sが、勝ち馬ミスパンテールを半馬身差まで追い詰める2着。重賞レベルの能力は確かに示した。それでも今回は牝馬の一流どころが集うGI。馬券の取捨に悩むところを、大竹調教師の力強い言葉が一掃してくれた。

「前走は輸送でいろいろあって、予定より2時間近く余計にかかったんだ。昨夏に美浦トレセンから函館(道新スポーツ杯=1着)に輸送した時でさえカイバを残さなかった馬が、ごっそりと残した。気持ちと体がかみ合っていない感じ。8キロ増でも体重は思った以上に減っていたし、パドックから妙におとなしかった」

 決して万全と言えない状況。それでも直線は窮屈な馬群から外に持ち出して叩き合いに加わった。上がり34秒0は出走馬最速。勝ち馬ミスパンテールが4連勝で主役候補なら、同馬も引き下がるわけにはいかない。

「ペースが遅く、道中は折り合いを欠いてしまった。古馬になって初めての重賞だったのを踏まえれば、よく走っている」

 大竹調教師は内容に一定の評価をした上で「適性を探していろいろな距離を走りながら、よくここまできたと思う。2走前のマイル(市川S=1着)がいい内容だったから」とマイルGI参戦に自信を深めている。

 先月19日に放牧先から美浦トレセンに帰厩後は順調に乗り込み、1週前の2日に南ウッドで6ハロン81・1―37・1―13・0秒の好時計を馬なりでマーク。伸びがあり、スカッとした馬体から気配の良さが伝わってくる。

「ノーザンファーム天栄でしっかり乗り込んだし、追い切り後の計量で468キロ(前走は476キロ)。余分な脂肪はついていない。大舞台に出るのにふさわしいコンディション」と大竹調教師も納得の表情だ。

 ここまでの4勝は6~10ハロンまで、すべて異なる距離で勝ち上がっていて、天性のレースセンスは光る。重賞未勝利馬と軽く扱うと、後悔することになるかもしれない。