【新潟大賞典・後記】スズカデヴィアス苦節33戦目の重賞初V サマーシリーズで進化の可能性

2018年05月07日 21時30分

新潟大賞典を制した三浦皇成=スズカデヴィアス

 GIII新潟大賞典(6日=新潟芝外2000メートル)は、三浦皇成騎乗の5番人気スズカデヴィアス(牡7・橋田)が直線で抜け出して優勝。これまで2度の2着はありながらも、なかなか届かなかった重賞タイトルを22回目の挑戦(通算33戦目)でようやく手中にした。

 混戦ムードのハンデ戦に断を下したのは7歳のベテランだった。道中は好位の中団でじっくりと脚をため、直線は馬場の真ん中を一気にスパート。新潟は初コースながら、外回り特有の極端に速い上がりにも対応し、自身も32秒8(出走馬2位)でまとめて後続の追撃を封じた。前走のGIII小倉大賞典(3着)は、この日4着だったトリオンフより2・5キロ重いハンデで0秒6差。0・5キロ軽くなった今回はきっちりと借りを返した格好だ。

 初コンビだった三浦は「スローペースは想像通りだったので、下げ過ぎず出し過ぎず、この馬のリズムを重視して自然とあの位置で脚をためることができました。直線は他の馬に合わせながら外に出して、いい伸びでしたね。新潟の外回りが合うのは間違いないし、7歳だけど、馬が若い」。

 橋田調教師は「すごくスムーズに流れに乗れたし、直線でもうまく外に誘導して理想的なレースをしてくれました。上がりの速いレースも得意。これまでもうちょっとのレースがたくさんあったけど、勝てて良かったです」と安堵の表情だ。

 暑い時期は得意ではないため、この後は放牧を挟んでGIII函館記念(7月15日=函館芝2000メートル)へ。重賞初出走だった2014年の皐月賞から4年超の月日が過ぎたが、同師も「年齢ほど年を取っていない」と口を揃えた。この日の勝利をきっかけに、まだまだ進化する可能性も十分。充電を経てのサマーシリーズ参戦が楽しみになってきた。