格闘技イベント「RIZIN」で活躍するタレント・野沢直子(55)の長女で総合格闘家の真珠・野沢オークライヤー(24=米国)が3日、米国での私生活を明かした。現在、サンフランシスコの実家で恋人のフォルナセロ・ブライアン・コーチ(26)と生活する真珠は、ハングリーな生活と野望を告白。右ヒジの腱断裂からの早期復活を誓った。

 ――1月26日に右ヒジの腱再建手術を受けてから3か月以上が経過した

 真珠:最初は(全治)6か月って言われてたんです。ちょっとしか切れてないと思ったから。でも実際は完全に切れていた。だから手術も3時間の予定が5時間くらいになりました。結局、9か月はかかるって…。

 ――今はリハビリの日々か

 真珠:仕事もしながら毎日ムエタイの練習をしてます。右腕は使わないけど、蹴りとか左のパンチの練習をしてます。お医者さんからはダメって言われてるんですけど。

 ――昨年9月にミシガン州での一人暮らしをやめて、母の待つサンフランシスコの実家に戻った

 真珠:はい。私の実家にブライアンと住んでますよ。

 ――えっ、結婚!?

 真珠:まさか! してませんし、そんなこと考えてないです。彼氏が実家に住むのって米国では普通なんです。

 ――仕事は何を

 真珠:薬の配達です。ジムのすぐ隣の薬局で薬を受け取って、車で1時間くらいの地域に行って配達する。1件配って5ドル。1回で20件くらい回って、それを1日1回か2回ですね。

 ――となると収入は1日に1万~2万円。かなりの稼ぎだ

 真珠:それが、そうでもないんですよ。ガソリン代は自腹だし、サンフランシスコは物価が高くて。家賃もニューヨークより高い。ワンルームで2000ドル(約21万8000円)もするんです。

 ――21万円!?

 真珠:そう。だから頑張ってお金をためて独立したい。ブライアンもスーパーの営業アシスタントをしてるんですけど…私のほうが少し稼いでるかな(小声)。格闘技だけで生活できるようになることが今の目標。ブライアンは仕事の時間が遅いので、なかなかデートもできない。週に1度は2人で食事に行きたいんですけど…。

 ――ところで日本語が上手になっている

 真珠:本当ですか! うれしい。実は、母と日本語で話すようにしてるんです。本当は英語が楽だし家族もみんな英語だけど、日本語が上手になりたくて。

 ――復帰が待たれる

 真珠:今年の大みそかには間に合わせたい。少なくとも35歳まで現役を続けたいし、しっかり治します。まずは実家を出ることが最初の目標かな(笑い)。

【6日に福岡であいさつ】

 真珠は6日「RIZIN.10」(マリンメッセ福岡)に来場し、リング上からあいさつする予定。ファンクラブ専用ブースでは握手会を行う。