「RIZIN FIGHTING WORLD GP 2017」(12月29、31日、さいたまスーパーアリーナ)の一夜明け会見が1日に都内のホテルで行われ、3大トーナメントを制した堀口恭司(27)、那須川天心(19)、浅倉カンナ(20)がそれぞれ思いを語った。

 バンタム級トーナメントに出場した堀口は決勝でパンクラス王者・石渡伸太郎(32)にKO勝ちするなど圧倒的な強さで優勝。準決勝のマネル・ケイプ(24=アンゴラ)戦でバッティングを受けた右目を腫らせて登場すると「今年はこのRIZINという団体をもっともっと有名にしたいと思います。まだまだバンタム級にも世界には強い選手がいる。そういう選手たちをおびき寄せられたら、と思っています」と王者の貫禄を漂わせた。

 KICKワンナイトトーナメントを制した“キック界の神童”那須川天心(19)は「2試合ともKOで勝ててホッとしています」と笑顔。なお那須川は地上波のテレビ放送でも生中継されていた試合後、会場のファンに「誰との試合を見たいですか?」と呼びかけ、観衆が「たけるー!」(=K—1のエース・武尊)と応えて話題になった。これには「いろんな大人の事情というか。そういうのがすごい嫌なんですよ。この先どうなるか分からないですけど、お互いが全盛期のうちにやりたいなと」と呼びかけた。

 一方、決勝で“シュートボクシングの絶対女王”RENA(26)を下し女子スーパーアトム級トーナメントを制した“ジョシカク界の新星”浅倉カンナ(20)は「チャンピオンとして日本の女子格闘技を盛り上げていけるように頑張るので、今年も応援よろしくお願いします」と話した。