格闘技イベント「RIZIN FIGHTING WORLD GP 2017」(29日、さいたまスーパーアリーナ)で、元横綱朝青龍(37)の刺客、バータル・アズジャブハラン(25=モンゴル)は高谷裕之(40)に判定0―3で完敗を喫した。
リングサイドで朝青龍が見守る中、独特の構えのアズジャブハランはなかなか手が出ない。ベテラン高谷の巧みな試合運びの前に、レスリング仕込みのタックルも出せなかった。第2Rも見せ場はなく、実力を発揮できないままリングを下りた。
朝青龍は冷静な表情で試合を観戦。試合後はリングに上がり「しばらくです。(アズジャブハランは)残念ながら攻めずに負けた。ファンのヤジも飛んだけど、今後もRIZINにチーム朝青龍から選手を送りたいと思う」と表明。継続的に刺客を投入することを予告した。