RIZIN FFは17日、都内の事務所で会見し「RIZIN FIGHTING WORLD GP 2017」(12月29、31日=さいたまスーパーアリーナ)の追加カードを発表。さらに昨年の無差別級GPを制したミルコ・クロコップ(43=クロアチア)が来年2018年の大みそか大会で引退することも決まった。

 ミルコは今年の大みそかに高阪剛(47)と対戦することが発表済み。この日はその試合に向けて「来年の大みそかに引退するまでに日本で数回試合ができることをうれしく思います。この1年間の休養で、今まで蓄積されたダメージやケガを完全に治して、ここ10年で初めて100%の状態で試合に臨むことができます。そんな私と戦うことを決意してくれた高阪選手のガッツには敬意を表します」とコメントした。

 会見に出席した高阪は「今さら説明するまでもなく、日本格闘技界の屋台骨を支えてきた選手。そういう選手と戦えて、もう武者震いしている。最大限のリスペクトを持って叩き潰しにいきたい」と意気込みを語った。なお、榊原信行実行委員長によればミルコは高阪戦と来年の大みそかを含め3〜4試合を戦う見込みとのことで、引退試合の相手についてはトーナメントで決定することも視野に入れているという。

 またこの日は「KINGレイナ(21)VSシンディ・ダンドーワ(33=ベルギー)」(12月29日)、「真珠・野沢オークライヤー(24=米国)vsチェルシー・ラグラース(26=米国)」(12月31日)の2カードも発表された。