【RIZIN】優勝候補RENAに3つの武器

2017年10月17日 11時00分

優勝宣言したRENA

 格闘技イベント「RIZIN 2017 in FUKUOKA―秋の陣―」(15日、マリンメッセ福岡)で「女子スーパーアトム級トーナメント」が開幕。“シュートボクシング(SB)の絶対女王”ことRENA(26)は、アンディ・ウィン(35=米国)に完勝して、大みそかに行われる決勝ラウンド(準決勝&決勝、さいたまスーパーアリーナ)に駒を進めた。大本命として優勝が期待されるRENAには3つの武器があった。それは――。

 フジテレビ系で全国生中継され、RIZINでは女子として初のメーンという大舞台できっちり“お仕置き”に成功した。対戦相手のウィンは前日の計量で契約体重(49キロ)を250グラムオーバー。しかしRENAの希望が通って、ウィンにはイエローカードやポイントによるペナルティーも与えられず、ファイトマネーの一部没収のみで試合が行われた。

 となればキレイに勝つしかない。RENAは強烈な打撃でウィンをコーナーに追い詰めると、最後は鋭い左ボディーブローで沈めてKO勝利を決めた。大役を果たして大みそかに駒を進めたRENAは「年末、絶対優勝するので見に来てください! 男の中の男、女の中の女、見に来いやー!」と絶叫。大歓声を浴びた。

 優勝を期待されるRENAには、実は3つの強力な武器があった。1つ目は「脱・つよカワの覚悟」。RENAはトーナメント制覇のため、今年6月からウエートトレーニングを開始した。「まだ始めて4か月ですけど、打撃を打っても手首が痛くならなかったり、効果を実感してます」と説明する。

 しかし代償もあった。これまで本格的に取り組んではいなかったウエートトレーニングを続けることにより、体は当然大きくなる。筋肉ムキムキになれば「カワイイ」から遠ざかってしまう可能性もあるのだ。それでもRENAは「覚悟してます。ジーンズがはけなくなってもいいです。今はゆったりしたワイドのパンツが流行してるし、スキニーが流行する前に頂上取りますから!」と乙女らしく決意を語った。

 2つ目の武器は近々購入する自動車だ。これまでは自宅からジムのある浅草まで重い荷物を持って、約1時間かけて1人電車で移動することも多かった。しかし知名度も上がり、最近は「電車内でファンから顔を指さされることも多くなってきた」(SB関係者)という。しかも、そのまま自宅まで後をつけられる“被害”まで発生…。RENAは人知れず悩める日々を過ごしていた。

 そんなストレスと移動の負担を解消すべく、自動車生活への転換に踏み切った。精神的にも物理的にもよけいな負担から解放されることにより、格闘家としての進化が加速することは間違いない。

 最後の武器は何といっても「SB愛」だ。実はRIZINは、来年にも中国を中心としたアジア圏での大会開催を目指している。RENAはそこに出場し、自分とSBの名を海外に広めたいという。その野望をかなえるべく海外大会に出場するには、トーナメント優勝が一番の近道となる。だからこそRENAは、自らに優勝を義務づけているわけだ。

 3つの武器を手に、RIZINの女子初代王者を目指すRENAは「優勝してからがスタートだと思っています」と力を込めた。「つよカワ・クイーン」の進化はまだまだ止まらない。