格闘技イベント「RIZIN 2017 in FUKUОKА―秋の陣―」(15日、マリンメッセ福岡)で、“IQレスラー”桜庭和志(48)がフランク・シャムロック(44=米国)とグラップリング(組み技)マッチで対戦し、引き分けた。

 日米のMMАレジェンド対決は、シャムロックがブラック・サバスの名曲「アイアンマン」とともにモーリス・スミス(55)をセコンドに、桜庭もおなじみの「SPEED TK RE―MIX」に乗って、ジョシュ・バーネット(39)を従えて入場した。

 序盤から緊張感あふれる腕と首の取り合い。4分すぎには桜庭が足首タックルにいったが、これは決まらず。2人はグラウンドの勝負にいかず、スタンドの攻防に終始。ベテラン同士の腹の探り合いは10分では当然足りず、決着はつかなかった。

 試合後、2人は昔を懐かしむかのように抱き合ってお互いをたたえた。

 桜庭の話「何も言うことありません。グラップリングというより、壁があるアマレスみたいだった。納得してない? はい」