「RIZIN FIGHTING WORLD GP 2017」(7月30日、さいたまスーパーアリーナ)の全選手インタビューが28日に都内で行われ、バンタム級トーナメント1回戦で対戦する所英男(39)と堀口恭司(26)が意気込みを語った。

 元UFCトップファイターに立ち向かう所は「ものすごい緊張感がある。でも後悔だけはしたくない」とポツリ。さらに「世界のトップで戦う人なので想像以上のものがあると思う。技術、体力、全部自分より上だと思うので。あとは周りの場の雰囲気がボクを勝たしてくれること(に期待)ですかね」と相変わらずひょうひょうとした様子で話した。

 一方の堀口は「調子は最高です。絶好調です。いつも通り。相手の得意なことに付き合わない。自分の得意なところでやろうと思います」と好調をアピール。「人が何と言おうと、自分は挑戦するつもりで挑みます。対策は自分も練ってきているので当たり前かなって思います」と挑戦者の立場を強調した。

 同じく1回戦でカリッド・タハ(25)と対戦する修斗の環太平洋バンタム級チャンピオン石橋佳大(31)は「少し緊張感はあるが、リングやケージに入ればなくなるので、今回もそうなってくれると思う。首を絞めて勝っていることが多いので。その形になれば決める自信はある」と闘志をむき出しにした。

 アンソニー・バーチャック(31)と対戦するDEEPバンタム級王者の大塚隆史(30)は「負けたら“DEEPの選手はここまでか”って思われちゃうんでね」とニヤリ。さらに隣にいたDEEPの佐伯繁代表に「言いたいことがあるんだよな?」と促されて口を開くと「“ニセモノ”の試合が多かったんで、RIZINは。誰か芸能人とかのダンナとか。“何なんだろう”と思っていたが、ようやくバンタム級トーナメントが組まれた。やっと実力者の試合を見せられるかな、と」と刺激的な言葉を並べた。