「RIZIN FIGHTING WORLD GP 2017」(30日、さいたまスーパーアリーナ)の全選手インタビューで、才賀紀左衛門(28)と対戦する“キック界の神童”那須川天心(18)が意気込みを語った。

 花火をイメージし、カラフルに髪の毛を染めた那須川は「夏なんで。近くやテレビで見たら映えるかなって」とその仕上がりに満足げ。もちろんコンディションも「バッチリですね。いつも通りと全くかわらない」と自信をのぞかせた。

 才賀とは1Rが5分キックボクシングルール、2Rが5分MMA(総合格闘技)ルールの「RIZIN MIX特別ルール」で対戦する。那須川は「MMAとも違いますし、そういったもので違う感情ありますね」としつつ「1Rから倒しに行くつもりです」と早期決着を誓った。

 那須川にとって才賀は特別な存在だ。「ボクのやっているチームに先生として来てくれたり、会場で声かけてもらったり。中学入った時にちょっと教えてもらったり」と交流があるが、リングに上がれば「特別な気持ちはないですね」とキッパリ。「1R5分いらないかな。昔すごいお世話になってましたけど、試合になったら関係ない。敵としてしっかりKOしたい」と力強く話した。

 一方、才賀は「選手としても人としても年齢下だが尊敬している。昔から天心が大好きだったから、楽しみな試合ですね」と話しながら「MMAになれば自分が有利だが、立ち技でも全然いけると思っているので。ファイターとして楽しみたいですね」と自信を口にした。