総合格闘技イベント「RIZIN FIGHTING WORLD GP 2017」(30日、さいたまスーパーアリーナ)に出場する、女子格闘技界の新星KINGレイナ(21)が24日、都内で練習を公開した。

 5分間のミット打ちを皮切りに2分間のサンドバッグ、さらには2分間の打撃スパーリングまで披露。打撃技が進化した姿を見せつけた。特に目立ったのが練習を重ねてきたオーバーフックで、サンドバッグに貼り付けた対戦相手、レイディー・タパ(34=トンガ)の写真パネルを真っ二つに切り裂いてみせた。

 心地よい汗を流したレイナは「今日は時間がないというので、こんなもんにしときました」と涼しい表情で言い放つと、タパの写真パネルを狙ったことについて「ムカつくんで壊しました。会見で『ひざまずかせる』とかワケ分からないこと言ってたけど、こっちがひざまずかせてやる!」と吐き捨てた。

 またオーバーフックについては「大きく打つのも含めてKING」という意味合いを込めて「KINGフック」と命名。「今回は打撃で倒したいと思ってる。徐々に格闘技が盛り上がってきてると感じるけど、まだまだ浸透具合が足りない。もっと10代、20代の人で格闘界を引っ張れれば。私が一番ですから、引っ張っていく気しかない。誰よりもパフォーマンスもあるし、ファンの人たちに応えられる自信がある」と強調したレイナ。今大会の話題を独占しそうな雰囲気だ。