総合格闘技イベント「RIZIN FIGHTING WORLD GP 2017」(30日、さいたまスーパーアリーナ)でプロデビューする真珠・野沢オークライヤー(23=米国)が21日、べールに包まれていた必殺技「真珠トルネード」を公開した。

 タレント・野沢直子(54)の長女とあってデビュー前から注目度抜群。この日、都内で練習を公開した真珠はフォルナセオ・ブライアン・コーチ(25)を相手に2分間のミット打ちを披露した。その途中には、突如クルクル回りながら蹴りを連続で放った。真珠によれば、これが4月の本紙インタビューで「詳細はお楽しみに」と語っていた必殺技「真珠トルネード」だという。真珠は「早く7月30日になってほしいです。早くリングに上がりたい。ウフフ」と笑顔で話した。

 それ以外にもバックボーンのバレエと空手を生かした回転技を次々と放ち、順調な調整ぶりをアピール。これには、同じくこの日公開練習を行ったRIZINで2戦連続1RKO勝利中の矢地祐介(27)も「しなやかですね。スピードもあってビックリしました」と目を丸くするほどだった。

 対戦相手のシーナ・スター(米国)は、選手のみならずレフェリーやマッチメーカーなどもこなしてきた経験豊富な34歳のベテラン。その映像などを見て日々研究している真珠は「(スターは)スタンドで負けたのは1回だけなんです。だから私はスタンドの打撃でフィニッシュしたいです」とKO勝利を宣言した。

 さらには「ボディーキックで勝ちたいです。ウフフ。私がやられて嫌な技だから」とフィニッシュ技まで堂々予告。話題性に負けない実力を証明するためにも、豪快なKOで華々しくデビューするつもりだ。