「RIZIN FIGHTING WORLD GP 2017」(7月30日、さいたまスーパーアリーナ)で対戦する才賀紀左衛門(28)と那須川天心(18)が12日、東京・渋谷区の和術慧舟會HEARTSで公開練習を行った。

 練習に先立ち、榊原信行実行委員長(53)が試合のルールを発表した。1Rはキックボクシングルール、2Rは総合格闘技(MMA)ルールで、それぞれヒジなしの5分で行われ、決着がつかなければドロー。ただし試合中にイエローカードが出た場合は、その枚数の差で一方が優勢勝ちになる。

 このミックスルールについて榊原代表は「RIZINは選手のポテンシャルを発揮できる舞台にしたい。2人のどつきあいをみんな見たいと思う。ただ、キックルールだけでは那須川選手のチャレンジがないので、2RはMMAルールにしました」と説明した。

 練習では両者とも軽快な動きで順調な仕上がりぶりをアピール。才賀は「天才でしょ」と那須川を褒めたたえた上で「しっかり勝ちたい。天才の天心に勝って“やっぱすごい”って、思ってもらう自信がある」と笑顔を見せた。

 一方の那須川は才賀の練習を見て「いろいろ(策を)隠している気がしました。しっかり警戒していきたい」としながらも「2Rあるけど、2Rいらない。1Rで倒しにいく。2Rになっても、しっかり打撃を見せてお客さんが喜ぶ試合をして、大会一の試合にしたい」と必勝を誓った。