シュートボクシング(SB)の絶対女王ことRENA(25)が13日、東京・台東区のシーザージムで「RIZIN 2017 in YOKOHAMA」(4月16日、横浜アリーナ)に向けて公開練習を行った。

 花粉症でやや鼻声気味のRENAだったが、シャドーやミット打ちでは軽快な動きで順調な仕上がりを印象付けた。対戦相手のドーラ・ペリエシュ(27=ハンガリー)は“ブダペストの関節女王”の異名を持ち、7勝全てが一本勝ちの強豪だが「寝技で負けないようにしたい」と胸を張った。

 早くも10月大会から始まるRIZINの女子トーナメントを見据えており「そこに向けて『怖いRENA』を見せたい。RIZINは何でもありなので」と不敵な笑みを浮かべた。参考にしているのが“燃える闘魂”ことアントニオ猪木氏(74=参議院議員)の全盛期のファイトスタイルだという。

 公開練習後、RENAは突然SB関係者に卍固め、コブラツイストを決めた。最近、猪木氏の全盛期の鬼気迫る戦いぶりをビデオで見る機会があり、その怖さを身につけるため必殺技を練習しているようだ。秘策をあえて本紙に公開した理由については「相手も関節がすごいかもしれないですけど、これ(プロレス技)は見たことがないでしょう。この技を見ればビビるでしょうからね」と不敵な笑みを浮かべて説明した。

 ここまでフライングアームバーやニンジャチョークなど、意外な技で総合ルール3連勝中のRENA。今度はまさかのプロレス技で連勝を伸ばす決意だ。