【RIZIN】無差別級T優勝ミルコ直撃 決勝戦のウラを告白

2017年01月04日 16時30分

優勝を決めたミルコは健在を証明した

 昨年末に行われた「RIZIN FIGHTING WORLD GP 2016」(12月29、31日、さいたまスーパーアリーナ)の無差別級トーナメントはミルコ・クロコップ(42=クロアチア)が涙の優勝を果たして幕を閉じた。42歳にして衰えを見せない“最強ストライカー”を、本紙は新年早々に緊急直撃。ミルコは優勝に導いてくれた旧友たちへの感謝とともに、「ミルコ軍団」の日本来襲プランなど胸中を激白した。

 ――優勝おめでとう

 ミルコ:ありがとう。3試合やり遂げて、気分が悪いわけがない。

 ――12月29日のトーナメント2回戦ではいきなり前年覇者キング・モー(35=米国)と対戦した

 ミルコ:彼が(15年に)戦ったフィル・デイヴィス(32=米国)や石井慧(30)の試合を何度も繰り返し見て、ローキックが有効だとわかった。しかし中1日で試合があるからローは使えない。逆にダメージを負って、準決勝以降に影響しかねないからね。そこで左のミドルキックを使ったんだが、その時にモーの右ヒジをかすってしまい、くるぶしが大きく腫れてしまったんだ。(モーに)勝つことはできたが、その治療があったので、30日のイベントは欠席して治療に専念した。

 ――そんなことが…。大みそか大会の準決勝ではバルト(32)をヒザ蹴り一発で沈めた

 ミルコ:あの技は、実はピーター・アーツ(46=オランダ)から教わった。あの一点の急所を狙うヒザ。彼のおかげだよ。彼だけじゃない。今回の優勝は本当に友人たちのおかげだ。決勝のアミール・アリアックバリ(29=イラン)がスタミナに弱点があると分かったのは、2回戦でヒース・ヒーリング(38=米国)がフルタイム戦ってくれたから。ヒースは私にとって特別な選手。私が初めて純粋なPRIDEのMMAルール(1R10分、2・3R5分)で対戦したのがヒースだった(2003年)。それにジェロム・レ・バンナ(44=フランス)。彼が試合前に控室に来て、激励してくれたんだ。すごくうれしかった。彼らには本当に感謝している。

 ――一方で当初2回戦で対戦する予定だったヴァンダレイ・シウバ(40=ブラジル)は5月の交通事故からケガが完治せず、直前になって試合がキャンセルになった

 ミルコ:彼には失望した。彼とは激しい殴り合いになると思ったんだよ。2人で激しく殴り合って、それでRIZINを盛り上げたかったんだ。それなのに逃げてしまった。ガッカリだ。

 ――気になる若手は

 ミルコ:(29日大会と大みそか大会に中1日で出場した)那須川天心(18)には驚いた。彼の才能は間違いない。私の歩んだ道を歩むようだから頑張ってほしい。それにアリアックバリも間違いなく将来有望だ。

 ――やはり、同じく総合格闘技とキックボクシングの二刀流に挑戦する那須川は気になる

 ミルコ:それに、若手といえば、私も母国で何人か若手を育てているんだ。今年は、その選手たちをRIZINに送り込みたいと思っている。「チーム・クロコップ」としてね。

 ――自身の試合については

 ミルコ:それは帰ってメディカルチェックを受けてからだね。くるぶしのこともあるし、古傷もある。それらをいったんしっかりチェックして、ケガがあれば治療して、それからだ。

 ――時折「残された時間は少ない」と話している。引退については

 ミルコ:それは「日本で」と決めている。引退する時はお世話になった日本で、RIZINのリングで引退したいと思っているよ。