格闘技イベント「RIZIN FIGHTING WORLD GP 2016」(29日、さいたまスーパーアリーナ)で矢地祐介(26)が衝撃のRIZINデビューを果たした。

 その風貌から“MMA界のパッキャオ”の異名を持つマリオ・シスムンド(37=フィリピン)と対戦した矢地は試合が始まるといきなり飛びヒザ蹴りを仕掛けて試合のペースを握る。そのまま打撃のラッシュで圧倒。最後も飛びヒザ蹴りで相手をダウンさせパウンドを繰り出し、わずか19秒でKO勝利した。

 師匠の山本“KID”徳郁をほうふつとさせるアグレッシブな戦いで圧勝した矢地は試合後リング上で「ガキのころからPRIDEとか見てたから年末に上がるのが夢だった。マジうれしいっす。とりあえずもう、RIZIN出まくって有名になります」と喜びを爆発させた。