格闘技イベント「RIZIN.1」(4月17日、日本ガイシホール)の会見が5日、都内で行われ、一部対戦カードと参戦決定選手が発表された。

 注目は「RIZINグラップリングダブルバウト」と銘打たれた一戦だ。桜庭和志(46)が所英男(38)とタッグを組み、ヴァンダレイ・シウバ(39)、X組とグラップリングルールで激突する。タッグ形式の試合はPRIDEでも行われたことがなく、新たな取り組みになる。

 榊原信行実行委員長(52)は「勝負論のあるタッグマッチを組みたい。最も過激なグラップリングマッチになるようにしたい」と話し、グラップリングルールながら掌底による打撃を認めることも視野に入れていることを明かした。「X」についても「田村潔を考えている。田村に出てほしい」とラブコールを送った。

 桜庭は「動きのある試合をしたい。コーナーから、所選手がケガしないように見守っていたいと思います」とニヤリ。新たなルールへの挑戦で、桜庭が新境地を開くか。

 また、元女子レスリング55キロ級全日本王者・村田夏南子(22)のデビューも決定。二足のわらじで東京五輪出場も目指す村田は「デビュー戦、本当に緊張すると思いますが、試合が始まったらレスリングの強さを証明して、最後は自分の手が上がっているようにしたいです」と話した。

 悠太―加藤久輝のワンマッチと、RENA、村田夏南子の参戦も併せて発表された。