新格闘技イベント「RIZIN FIGHTING WORLD GRAND―PRIX」(29、31日、さいたまスーパーアリーナ)の大みそか大会で、総合格闘技デビュー戦に挑む女子柔術家のギャビ・ガルシア(30=ブラジル)が28日、再び日本に降り立った。

 188センチ・93キロの肉体を誇り、柔術の大会で計14度優勝。2014年には米・UFCの新人発掘番組「TUF ブラジル」内で、ヴァンダレイ・シウバ(39)を締め落として世界を震撼させた“モンスターガール”は「緊張感はない。『早く試合をしたい』という焦燥感のようなものはあるが、恐怖心はない。なぜなら練習がきつかったから。試合は練習よりきつくないでしょう」とケロリと言い放った。

 対戦相手はプロレス出身でこちらもデビュー戦となるレイディー・タパ(33)。新日本プロレスでも活躍したプロレスラーのコンガ・ザ・バーバリアン(57)を叔父に持つエリートだが、「彼女の得意分野のレスリング殺法で攻めてくるだろうが、心配はない。試合は私がコントロールする。考えるヒマがないぐらい圧倒する」と断言した。

 デビュー戦は母国や現在、拠点を置く米国でも大きな反響を呼んでいるといい「イメージどおりに試合が進めば、世界に大きな衝撃を与えることでしょう」と予告。最後は「アリガトウ!」と日本語であいさつし会見場を後にした。