レスリング元世界女王・山本美憂(41)を母に持ち、新格闘技イベント「RIZIN FIGHTING WORLD GRAND―PRIX」(29、31日、さいたまスーパーアリーナ)の大みそか大会で総合格闘技に初挑戦する山本アーセン(19)が28日、都内で個別取材に応じた。

 大舞台は目前だが「自分ができることはやり尽くした。結果は神のみぞ知るだけど、勝つ気満々なんで」と独特の言い回しで必勝を宣言した。

 同日に魔裟斗(36)戦を控えるUFCファイターでおじの山本“KID”徳郁(38)とともに、ボクシング元世界Jウエルター級王者・平仲明信氏(52)の沖縄のジムで合宿を敢行した。

「平仲先生はあまりほめない人だけど、最終日に『よくなった』と言ってくれて自信になった。ノリ(KID)からも『もう完璧だね』と言葉をもらった」と特訓の成果に手応えありの様子だった。

 対戦相手はヒクソン・グレイシー(56)の次男で、昨年12月23日の「REAL1」有明大会(キム・ヒョンスに腕ひしぎ十字固めで一本勝ち)以来の総合2戦目となる、クロン・グレイシー(27)。山本家VSグレイシーファミリーの“一族対決”の結末はいかに?