新格闘技イベント「RIZIN FIGHTING WORLD GRAND―PRIX」(29、31日、さいたまスーパーアリーナ)の29日大会のメーンで青木真也(32)を相手に約4年3か月ぶりの総合格闘技戦に挑む“IQレスラー”桜庭和志(46)が27日、「必勝」の猛ゲキを受けた。

 RIZINでは10月8日の旗揚げ会見以来の公の場だが「いや、どこにも呼ばれなかっただけですよ」とはぐらかし、練習環境も「言うの面倒くさい」と言葉を濁した。

 一方、19日まで出場していた新日本プロレスについては「ロープに四方を囲まれた空間にいれたことは大きい」と分析。さらにこの日は、2005年に出稽古したブラジルのジム「シュートボクセ・アカデミー」のフジマール・フェデリコ会長と再会を果たし「秘策を授かりました」とにやりと笑った。

 ヴァンダレイ・シウバ(39)ら多くの名選手を育てたフジマール会長は今回、エメリヤーエンコ・ヒョードル(39)の復帰戦の相手、シング・心・ジャディブ(28)らのセコンドに就くため来日。「具体的には打撃で圧倒しろと話した。一本なんか狙うな。踏みつけ、パウンドでぶっ潰せとアドバイスしたんだ」と本紙に告白した。

 久々の総合格闘技にも「今日会って、体調は良さそうに見えたし問題はない」。ライバルの師匠からの太鼓判は大きな力になるはずだ。