「RIZIN FF」は30日、サッカー日本代表FW三浦知良(55=JFL鈴鹿)の次男で〝カズジュニア〟こと三浦孝太(20)が新型コロナウイルスの陽性判定を受け、「RIZIN.37」(31日、さいたまスーパーアリーナ)を欠場すると発表した。第11試合で予定されていたフェリペ〝キングハンター〟マソーニ(ブラジル)戦は中止となる。

 孝太は同日午後から行われた公開計量に参加後、午後8時ごろに発熱および喉の痛みなどの体調不良を訴え、検査を受けたところ、コロナ陽性が判明したという。マソーニとは当初デビュー戦で戦う予定だったが、コロナ禍で5月に延期になり、さらに自身のケガで今大会にスライドとなっていた。
 
 ショッキングな試合前日の中止決定に、孝太は「RIZIN FF」を通じてコメントを発表した。

「まずはこの試合を楽しみにしてくれていたファンの皆様、そして対戦相手のマソーニ選手、RIZIN関係者の皆様、試合前日のこのタイミングで欠場および試合中止の発表となり本当に申し訳ございません」と謝罪した上で「本日の公開計量を終えて自宅にてリカバリーをしていましたが、夜になって急に喉の痛み、そして高熱と体調が急変したため、病院の指示に従って検査をしたところ陽性でした」と状況を説明した。

「マソーニ選手には昨年末、そして5月には僕自身のケガで中止になり今大会まで待っていただいたにもかかわらず、このようなことになり本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。一日も早く回復し、ファンの皆さんの前で試合できるよう療養に努めたいと思います」としている。

 試合には父のカズが観戦に訪れることを明かすなど、デビュー2戦目は大きな注目を集めていただけに、無念の欠場となった。