GPもベルトもいただく!〝シュートボクシングの絶対女王〟ことRENA(31)が29日、格闘技イベント「RIZIN.37」(31日、さいたまスーパーアリーナ)に向けて意気込みを語った。

 同大会で開幕する「RIZIN WORLD GP2022 スーパーアトム級トーナメント」に出場し、1回戦でアナスタシア・スヴェッキスカ(ウクライナ)と対戦。相手はアマチュアの世界大会で優勝経験があるが、プロでのキャリア2戦2勝と情報が少ないだけに「未知というのが一番怖いかと思っていて」と警戒する。それでも原点のシーザージム浅草で自身最大の武器である打撃を見つめ直したとして「楽しんで私らしくKOで仕留めたいと思います。久しぶりの49キロでスピードも上がっていると思うので楽しみです」と自信をみなぎらせた。

 全15試合ある中、9試合目にリングに入る。GP1回戦4試合の中でも最初の試合だけに「勝って、次の対戦相手が誰になるのかゆっくり3試合を見たい」。これまでは大会終盤の試合を任されることが多かっただけに「真ん中ら辺で試合をするのは久しぶりなのでちょっと楽しみですよ。スッキリと勝って(セミで試合をする浜崎)朱加さんを応援したい。なんなら試合後シャワー浴びても間に合いますからね」と笑顔を見せた。

 GPには昨年大みそかに浜崎を破り同級王者となった伊澤星花も出場。練習をともにする浜崎とのタイトル戦は難色を示してきたが、王座の移動を受けて「それなら挑戦したいなという気持ちになりました。チャンスがやってきた? そういう感じですね。朱加さんには挑戦したくなかったけど、今なら…」と力を込める。そのためにもGPを勝ち上がるaことが必須だけに「まず1回戦を勝ち上がらないと話にならない。アピールできる勝ち方をしないといけない」と話した。

 一方、スヴェッキスカはロシア侵攻を受けているウクライナのキーウからポーランドとヘルシンキを経由し、1週間かけて来日したことを明かす。その上で「一人の国民として一番の目標は勝利を収めること。勝利を収めて、ウクライナの国旗を掲げたいです。勝利に向かて全力を尽くしたい」と祖国に捧げる勝利を誓った。