格闘技イベント「RIZIN.37」(7月31日、さいたまスーパーアリーナ)の会見で、リオ五輪レスリング銀メダルの太田忍(28)が元谷友貴(32)と対戦することが発表された。

 バンタム級の最前線に食い込みたい太田は、実績ある元谷とプロデビュー前に練習したことがあると明かし「優しく教えていただいたので、優しくて強いイメージがあります」と振り返る。その上で「打撃の選手に打撃でも勝っているし、寝技も天才だと思います。そういう選手とプロ4戦目でできるのはありがたいと思いますが、デビューして1年半たっているのであの時と違うというのを見せたいです」と必勝を誓った。さらに現在、堀口恭司の持つバンタム級王座に近づくべく「クリアすることでバンタム級トップ戦線に食い込んでいけると思うので、敬意を持ってボコボコにしたいです」と力を込めた。

 一方の元谷も練習した当時を振り返りつつ「その時からとても強かった。試合でも結果を残していますし。さらに強くなっているとも思うんですけど、ここはしっかり勝ちたいです」と厳しい表情を見せた。

 また、そのバンタム級の井上直樹と瀧澤謙太も対戦する。昨年のバンタム級トーナメント準決勝進出者同士の一戦となるが、井上は拠点の米ニューヨークからRIZINを通じて「しっかりこっちで練習したことを生かして、試合で出せたらいいなと思います」とコメントを発表。瀧澤は「井上直樹がぶっ倒れる、衝撃的な結末を楽しみにしていてください。キュンです」と話した。

 ほかに「YUSHIvs覇留樹」「三浦孝太vsフェリペ〝キングハンター〟マソーニ」「ヴガール・ケラモフvs白川陸斗」「佐々木憂流迦vs中原由貴」「関根〝シュレック〟秀樹vsスダリオ剛」「所英男vs神龍誠」の6試合も発表された。