格闘技イベント「RIZIN.35」(17日、東京・武蔵野の森総合スポーツプラザ)で、SARAMIと対戦する浅倉カンナ(24)が15日、復活の勝利を誓った。

 2017年に女子スーパーアトム級トーナメントを制し、RIZIN女子の中心選手となった浅倉だが、昨年は苦戦が続いた。3月に浜崎朱加の同級王座に挑むも1―2の判定負け。10月にはDEEP女子ミクロ級、DEEP JEWELSアトム級の2冠王者・大島沙緒里にまたも1―2の判定負けと1年勝ち星から見放された。

 もう負けが許されない状況だが「試合まですごい不安や怖さがあったんですが、今はなくて早く試合がしたいです」と前向きなコメント。修斗女子世界スーパーアトム級王者のSARAMIについて「柔道ベースなんですけど、打撃もうまくてトータル的な選手だともいます。打撃でも勝負はあると思うし、寝技でも勝負はあると思う。先にペースをつかんだ選手が有利なんじゃないかと思います」と分析した。

「先のことは全然考えていなくて、今回は試合のことで精いっぱいでした」と不退転の覚悟で臨む浅倉。連敗を脱出し、再び女子戦線の中央に躍り出ることができるか。