格闘技イベント「RIZIN.35」(17日、東京・武蔵野の森総合スポーツプラザ)で、牛久絢太郎の持つRIZINフェザー級王座に挑戦する同前王者の斎藤裕(34)が、静かに闘志を燃やした。

 試合を2日後に控え、「すごく落ち着いています。あとは残りの減量をしっかりやっていきたい」とリラックスした表情。昨年10月の牛久戦、大みそかの朝倉未来戦と連敗を喫しているが「(2試合の)試合内容を踏まえて(陣営と)話し合って、やるべきことは取り組んできたつもりです」と話した。

 昨年10月の牛久戦は2R終盤まで有利に進めるも飛びヒザ蹴りを顔面に受け、右眉をカットしてドクターストップで逆転負けを喫しまさかの王座陥落となった。今回はそのリベンジ戦だが「前回と違う試合内容になりそうな気がするんですが、いつも試合は自分からアクションを起こしていくつもりでやっているので、違う展開になってもいいかなと。お互いいろんな武器が増えているし、戦略も立てるので」と冷静に話した。

 王座を取り戻し、混とんのフェザー級戦線の頂点に返り咲けるか。「しっかり勝って取り戻したい。勝ちの道筋は見えている。相手が戦略を変えてくることも予想済み? 当然それもあります」と死角なしを強調したが、果たして…。