【RIZIN】貴賢神が〝2人の師〟に恩返し誓う 元貴乃花親方へは連絡できずも「勝てばきっと耳に届く」

2022年04月15日 05時15分

2人の師匠へ勝利を誓った貴賢神(東スポWeb)
2人の師匠へ勝利を誓った貴賢神(東スポWeb)

 2人の師匠のために――。格闘技イベント「RIZIN TRIGGER 3rd」(16日、東京・武蔵野の森総合スポーツプラザ)で総合格闘技(MMA)デビューする大相撲の元幕内貴源治こと貴賢神(24)が意気込みを語った。かつての師匠・元貴乃花親方(貴乃花光司氏)とMMAで指導を受ける〝世界のTK〟高阪剛に感謝の気持ちを示し、恩返しの勝利を届ける決意だ。

 デビュー戦で関根〝シュレック〟秀樹(48)と対戦する貴賢神は、14日の出場選手インタビューで「待ちに待った日がやっと来る感じですね」と腕をぶした。

 対戦相手について問われると「プロレスラーって言ってるんで、プロレスラーなのかなって感じです」とにやり。さらに、ささやかれるスタミナ面の不安説を「自分が1ラウンド(R)持たないんじゃないかという声が多いんですけど、自分は3Rでも何Rでもやるつもりですから。遅かれ早かれKOすると思います。生半可ではやっていないので」と一蹴した。

 意地でも負けられない理由がある。2人の師匠の存在だ。MMA挑戦を決めてから師事する高阪について、貴賢神は「MMAを教わっている大先輩です。もともと自分が持っている力や強さをMMAで生かす戦い方を指導してもらっていて、本当に感謝しています」と話す。

 その高阪の引退試合が翌17日、同会場の「RIZIN.35」で行われるため「最高の形でバトンをつなぎたいです。試合は客席から見る予定です。(見届けるためにも)相手を病院送りにして、自分は無傷で勝たないといけないんです」と拳を握った。

 そしてもう一人の師匠が、今でも尊敬の気持ちを忘れない元貴乃花親方だ。「今は電話番号も分からないですし、連絡もできません。それ以前に自分の辞め方的に連絡するというか、合わせる顔がないというか…。どの面下げて連絡しているんだっていう感覚があるので」。

 昨年7月に大麻の使用が発覚し、日本相撲協会から解雇処分を受けた経緯もあって連絡できずにいる。それでもデビュー戦で勝てば必ず伝わると信じており「頑張っていることが貴乃花親方に伝わるとうれしいなって思います。だから勝ちたい。勝てばきっと耳に届くと思うんです。報道とかも見てくれると思うので」と語気を強めた。

 2人の師への思いを胸に、ケージ(金網)のリングに足を踏み入れる。

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