〝アンチ〟を黙らせられるか―。格闘技イベント「RIZIN TRIGGER 3rd」(16日、東京・武蔵野の森総合スポーツブラザ)で、関根〝シュレック〟秀樹を相手に総合格闘技(MMA)デビューする大相撲の元幕内貴源治こと貴賢神(24)が勝利を誓った。

 試合を2日後に控え「待ちに待った日がやっと来る感じですね」と穏やかな表情。MMAの師匠である高阪剛からの指導に加え、シビサイ頌真に寝技を教わり、〝ブラックパンサー〟ベイノアも所属する極真会館の成増道場で立ち技の練習も行っていると明かし、万全の調整を強調した。

 相手の関根については「プロレスラーって言ってるんで、プロレスラーなのかなって感じですね」。試合に向けて「ファンの人たちの間だったりで自分が1ラウンド(R)持たないんじゃないかという声が多いんですけど、自分は3Rでも何Rでもやるつもりですから。遅かれ早かれKOすると思います。生半可ではやっていないので」と〝アンチ〟の声を一笑に付した。

 力士時代には通常160キロ台で場所に合わせて171キロにしていたというが、現在は134キロほどまで減量。軽くなるにつれてスタミナがアップしたほか「量を食べるのが得意ではないんですが、今はそのストレスがないので。それに(やせて)トイレも楽になったんですよ。以前はトイレが本当に狭くて…」と笑顔を見せる。

 力士を辞めたことでストレスからも解放された貴賢神は、金網でどんな戦いを見せるか。