格闘技イベント「RIZIN.34」(20日、丸善インテックアリーナ大阪)の公開計量が19日、大阪市内で行われ、〝キック界のドン・ファン〟こと皇治(32)が対戦相手の梅野源治(33)を挑発した。

 白いトランクスを持参して計量の場に現れた皇治は、体重計に乗る前にトランクスを相手の梅野に手渡すと不敵な笑み。61キロで一発クリアすると、フェースオフ(にらみ合い)ではトランクスで顔を隠す〝暴挙〟に出るなど、相手をおちょくり続けた。

 梅野とは昨年6月の大阪大会で対戦し、自身のバッティング(頭突き)でノーコンテスト。計量後にマイクを手にした皇治は「去年、自分がやらかした屈辱は自分が挑戦して晴らすしかないので、明日は死ぬ気で大阪大会を盛り上げれるように頑張りますので、ぜひ皆さん応援していただけるとうれしいです」と話し、最後は「では、ひょっとこさん、明日はよろしくお願いします」と締めくくった。

 一方、61キロでクリアした梅野は「明日は約9か月ぶりの再戦。リング上でどっちが強いか白黒ハッキリつけようか」と静かに闘志を燃やした。