RIZINの榊原信行CEO(58)が、ロシアのウクライナ侵攻における影響を注視していく意向を明かした。

 この日は「RIZIN TRIGGER 3rd」と「RIZIN35」の2大会を4月16日、17日の2日間にわたり武蔵野の森総合スポーツセンターで開催することを発表。これまでコロナ禍で招聘が困難になっていた外国人選手の参戦も発表になったが、会見後の囲み取材に応じた榊原CEOは「外国勢を加えることで一気に風景も変わってくるので。それぞれの階級が動き出す。今日発表したのは2人ですが、あと5人くらいは呼ぶ予定をしています。大みそかに呼ぼうとしていた選手プラスアルファで新しい顔ぶれもラインアップしていきたいと思います」と明かした。

 その一方でロシアのウクライナ軍事侵攻がスポーツ界にも影響を及ぼしていることにも言及した。「僕らが当初から予定している選手は米国、ブラジル勢が多かったので。現状の弊害はないですね」としながらも、ロシアは格闘大国とも呼ばれ人材も豊富。「シュメトフ兄弟もそうですけど、ロシア勢も(今後は)呼びたいと思っていたし。これは僕らも分からないけど(エメリヤーエンコ)ヒュードルだとか、今年いろいろベラトールのなかでも予定していたロシア勢、どういうことになるのかスコット(コーカー代表)と話はしてみたいと思います」と話した。

 また、サッカー元日本代表の三浦知良の次男である三浦孝太が4月大会で第2戦を行う可能性も示唆した。榊原代表は昨年大みそかに鮮烈デビューを飾った孝太について「すごくインパクトはあったけど、あれが本当にデビュー戦なので。勘違いせずにみんなでうまく育てていく」と方針を説明。「レベルアップしていく中で宮田コーチとも話をして、次の課題に向けてクリアしていけるようなタイミングと相手を用意したい。いずれにせよ4月5月、春先の大会で1試合させたいなと思ってます」と考えを明かしていた。