アンチの言葉なんて一切関係なし――。大みそかの格闘技イベント「RIZIN.33」(さいたまスーパーアリーナ)の出場全選手インタビューが29日にオンラインで行われ、〝最強兄弟の兄〟朝倉未来(29)が強心臓ぶりを見せつけた。

 昨年11月の初代フェザー級王座決定戦で敗れた斎藤裕(34)とのリベンジマッチに向け「ワクワクしている。気持ち、根性が出る試合になると思う。KOするつもりです」ときっぱり。決戦に向け髪を明るい金色に染め上げ「暴れるんで。外見から派手にいこうかなと思う」と自信をみなぎらせた。

 かねて斎藤に雪辱を熱望してきたが、ついにその好機が目前に。「格闘技の厳しさを教えてくれた一人。でも普通に俺が勝つと思っている。(1戦目と比べて自分は)打撃もそうだけど総合的に強くなったと思う。一番の変化は組み力の強さじゃないですか」とどこまでも強気だ。

 持ち前のビッグマウスもあってか、未来にはファンと同時に常に批判の声が付きまとう。直近でも動画配信大手「ABEMA」の企画「朝倉未来にストリートファイトで勝ったら1000万円」やボビー・オロゴンとの対戦拒否などで「逃げた」「素人をいじめて楽しいか」との声が相次いで噴出し、ついには本人も「我慢の限界」と反応した。

 重要な一戦を控える中で集中しづらい面もあるが、この日もそういったアンチの声に関する話題に。すると「そもそもアンチの言葉なんて効いていない。会ったこと、見たことないやつから何と言われても関係ない」と一蹴。それどころか「逆に利用しようと(思っている)」と大胆不敵に言ってのけた。〝未来節〟で勢いをつけて、年末の大一番に臨む。