格闘技イベント「RIZIN」の新ブランド「TRIGGER」(28日、神戸ワールド記念ホール)に出場する昇侍(38)が、ベテランの意地を見せる。

 萩原京平との一戦に向け、12日にオンラインで練習を公開。「非常にいいコンディションで臨めています」と胸を張った。

 9月の「RIZIN.30」では22歳の鈴木千裕にわずか20秒でKO勝利。今回の萩原は25歳と年下選手との対戦が続くが、「自分はキャリアもあるし、人生でもいろいろ経験してきている。一般的に不利と言われる部分をひっくり返し、結果を残すことが求められている。格闘技キャリアの中で最高の舞台といっても過言ではない場で、悔いのないように挑みたい」と自信をみなぎらせた。

 今大会はRIZIN初のケージリングが採用されるが、DEEPマットで何度も経験しており「むしろケージの方がやりやすい」と言い切る。

「勝った時にコーナーに上って『うぁー』ってやりたいんですけど、ケージだとやりにくい。上ってまたにはさんでやるのがかっこよく思ってなくて。それはやらないでおこうと思っています。勝った時のイメージ? 試合の時はいつも勝った時のイメージでやってます」

 注目の新イベントで主役の座は譲らない。