〝戦場帰り〟のトップファイター、トフィック・ムサエフ(31=アゼルバイジャン)が格闘技イベント「RIZIN」の年末大会へ出場へ――。

 2019年ライト級GPを制するなどRIZINの同級を席巻したムサエフだったが、その後、祖国とアルメニアの紛争に徴兵。戦場から帰還し今年6月の東京ドーム大会で復帰を果たしたことで話題となっていた。

 ただ長く戦地にいたことによる試合勘の低下や、来日後2週間の隔離の中での難しいコンディション調整が影響したのか、迎えたボンサイ柔術のホベルト・サトシ・ソウザ(ブラジル)との初代ライト級王者決定戦では相手の三角絞めの前にタップ。1ラウンド(R)での一本負けを喫していた。

 それ以来、参戦のなかったムサエフだったが自身のツイッターを更新し「戻ってくるのが待ちきれない! 12月31日」と年末大会での参戦を示唆。果たして出場するのか。また同級で猛威を振るった雄姿を再び見せることができるのか、注目だ。