格闘技イベント「RIZIN.31」(24日、神奈川・ぴあアリーナMM)で牛久絢太郎(26)との初防衛戦に臨むRIZINフェザー級王者・斎藤裕(34)が、今後の展望を語った。

 当初はクレベル・コイケとの対戦が有力視されたが、相手サイドの都合で消滅。ノンタイトル戦を行う予定だったところを、榊原信行CEOへの直訴でタイトル戦を実現させた。

 14日にはオンラインで練習を公開し「コンディションはいつもと変わらない。精神的にも試合前のいい緊張感を持って過ごしている」と強調した上で「冷静に攻め時を見極めたい。変に力を入れて最初から倒しにいくことは考えてない」と風格を漂わせた。

 早くも今後の戦いも見据えている。王者として対戦を希望するのは海外の強豪勢だ。最近は同大会のライト級スペシャルワンマッチに出場するアキラと練習を行う機会が多いと語り、その理由を「1階級上のアキラさんとはずっとやっている。パワーがある選手とやっても自分の思い通りの戦いができるのかは、ずっと自分の課題でもあった。特に海外勢は(同じ階級でも)1階級上のパワーを持っている選手は多い。アキラさんとやって免疫というか、いい練習ができている」と説明した。

「海外勢とドンドンやっていきたい。コロナでどうなるか分からないが、入ってこられる状況になれば、日本人とは違うストーリーもあるし、お客さんの期待もある」。まずはV1戦を確実にクリアする。