格闘技イベント「RIZIN.32」(11月20日、沖縄アリーナ)の会見が13日に同会場で行われ、メインはシュートボクシングの〝絶対女王〟RENA(30)と元レスリング世界王者・山本美憂(47)の2度目の対戦に決まった。

 2016年以来、5年ぶりの再戦。前回、一本勝ちを飾ったRENAは「今となっては(試合を)見返すことはない。山本選手の成長が早くて追い越されているんじゃないかなという勢いもあって、別人と戦うつもり」と話す。その上で「打撃でフィニッシュもできるし、一本も取れる。早期決着したい」と意気込みを口にした。

 RENAは昨年9月の試合後、近い将来の引退を表明。この日は「残り何試合とはまだ決めていない」とした上で「最終章に向けてこれが一番大事な試合になると思う」とも付け加えた。

 ともにジョシカク(女子格闘技)ブームをけん引した美憂との試合は特別な思いがある。「山本美憂さんとは運命を勝手に感じていて、山本美憂さんとだから時代を動かせたと思うし、2回目があるからこそ女子格闘技の注目を集められると思う」。だからこそ「私自身、最終章に向けてこの試合勝つか負けるかで人生が変わってくると思う。来年に向けて絶対に負けられない」と気合十分だった。