格闘技イベント「RIZIN.31」(24日、神奈川・ぴあアリーナMM)で、RIZIN初参戦を果たす牛久絢太郎(26)が主役取りをアピールした。

 フェザー級王者・斎藤裕へ挑戦を控え、11日にオンラインで練習を公開。3分1ラウンド(R)のマススパーで軽快な動きを見せ「すごく順調に仕上がっている」と手応えを口にした。

 初参戦でいきなりベルトの懸かるメインの大一番を迎えるとあって、普通なら大きな重圧を感じるところだが「まさか初参戦でタイトルマッチとはびっくりしたが、意識しないで斎藤選手との戦いを楽しみたい」と自然体を強調。かねて対戦を待望していた斎藤の印象を「打撃も寝技もすべてできるオールラウンダー。どっちが自分のペースに持っていくかが試合のカギとなると思う。間違いなく日本のトップのファイターなんでそこに食らいついていきたい」と腕をぶした。

 同階級は抜群の知名度、影響力を誇る〝最強兄弟の兄〟こと朝倉未来を筆頭に強豪ひしめく、RIZINの中でも屈指の活況を呈する戦場だ。王座戴冠となれば多方面からその首を狙われる立場となる中「先の話は分からない。まずは斎藤選手との戦いを重視する」としつつも、その主役となる思いは「すごくある。しっかりやるべきことを見せて強さを示していきたい。(未来と対戦願望は)もちろんファイターとしてあります」ときっぱり。ベルトを奪取し一気に主役に躍り出る。