総合格闘家のクレベル・コイケ(31=ボンサイ柔術)が7日、RIZINフェザー級王者・斎藤裕とのタイトルマッチを断念した件について声明を発表した。

 クレベルは今年6月のRIZIN東京ドーム大会で朝倉未来に一本勝利。24日のRIZIN横浜大会でフェザー級王者・斎藤への挑戦が有力視されていたが負傷により実現しなかった。

 この一件について榊原信行CEOは9月の会見で、負傷だけでなく減量苦もオファーを断った要因であると説明していた。また足首を負傷しているクレベルが9月大会の会場で走っている姿を目撃されていることもあり、タイトルマッチのオファーを断ったことで信頼関係にヒビが入りかけていることを示唆。現在RIZINとクレベルには契約がないと明かしていた。

 この事態を受けこの日、クレベルは声明を発表。「今回、私の怪我により斉藤選手との試合をすることが出来ませんでした。斎藤選手、そしてご尽力頂いていた関係者皆様に、この場をお借りしてお詫びしたいと思います。私自身、この試合をずっと待ち望んできました。大一番を迎える中、足の怪我により立技のトレーニングが全く出来ず試合をキャンセルする事は苦渋の決断でとても悲しい気持ちでした」と、あくまで負傷が断念理由であることを改めて主張した上で謝罪した。

 さらに現状については「怪我は順調に回復し、ようやく練習に復帰する事がドクターから許され、徐々にトレーニングを始めてます。心も身体も十分に復活させ、いい試合が出来るように仕上げて行きますので、今後ともよろしくお願いします!」と報告。「追伸」として「先日のRIZINランドマーク大会の朝倉未来選手から頂いたリマッチの希望も、とても嬉しかったです。怪我が治り機会があれば是非お受けしたいと思っています。ファンの皆さま、ご報告が遅れてしまい、またご心配をおかけしました。これからあらためて頑張りますので応援よろしくお願いします!」と締めくくった。

 朝倉との再戦、フェザー級王座戦への意欲を語ったクレベル。RIZINのリングに再び戻る日はいつになるのか――。